2023/11/01発行 第93号
このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2023/11/01 発行 第93号
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.吉田かずお式催眠術をもっと知る#9『白衣効果』
■ 3.催眠関連書籍紹介
■ 4.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶
ご愛読ありがとうございます。
ヒプノテクスS&L 代表、そして、
吉田ヒプノロジー研究所 主幹の石川真です。
北海道では札幌市内の山でも降雪があったようです。
寒い季節が到来しつつあります。
季節の変わり目の温度変化と、
年の終わりに向けての繁忙などで、
ストレスを嵩じさせないよう
ご留意ください。
世間では新型コロナウイルス禍が終わり、
その間の経営支援策が打ち切られて、
多くの企業が苦境に立たされていると
言われています。
多発する戦争などによる
物資調達の困難や為替や株価の混乱、
さらにインボイス制や電子帳簿保存法への対応の混乱など
中小企業などを中心に
経営環境の変化に対応が困難になって、
例年年末に増える倒産や廃業が加速するとの
見方もニュースなどで語られています。
書籍紹介の欄では、
『OODA LOOP (ウーダループ) 』を取り上げました。
機動的で適切な意思決定は
たくさんのインプットに支えられた、
実践に基づく直感に従うことで可能になります。
何かと大変なことが多い季節・時期だからこそ
無意識の潜在的な力の活用を
是非催眠技術なども利用して
図ってみてください。
今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
以下より手続きをお願いいたします。
https://www.hypno-techs.info/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=info@infom.jp
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- 吉田かずお式催眠術をもっと知る#9『白衣効果』
以前、吉田先生は、病院で注射をする際に
「ちょっとチクッとしますよ」と言うように
なってきていることが気になると言っていました。
インフォームド・コンセントの考え方による対応かと思われますが、
催眠の観点から言えば、わざわざ患者の苦痛を増やす
間違った行為だと吉田先生は考えていたのでした。
無意識レベルで権威性が高くなるため、
白衣を着た人の言葉は暗示力が高くなります。
白衣を着た人物から「チクッとしますよ」と言われると、
無意識のうちに「チクッとする」のが
当たり前と考えるようになるのです。
言わなければ、そのような無意識上の認識につながらず、
他の事柄に注意をそらすことで痛みさえ
感じない状態にもできるはずなのです。
吉田先生が「白衣効果」や「白衣の暗示」と呼ぶこの現象は、
心理学などの実験でも確認されています。
また、白衣効果には、別の側面もあります。
米国ノースウェスタン大学のガリンスキー教授らの研究で、
白衣を着ることで、テストの成績が
向上する効果があることが分かりました。
衣服の着用そのものが自己暗示として働き
作業能力にまで影響することを示しています。
吉田先生には催眠施術に不可欠なラポール形成には
権威性の要素が大きく含まれているとよく指摘していました。
その権威性を演出する一つの手法として
白衣は非常に有効であることが分かるのです。
[関連リンク]
強力な「白衣の暗示」を打ち消した催眠施術
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=930
白衣を着たら頭が良くなる! もう一つの「白衣の暗示」
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1010
傾聴技術から考えるラポール形成
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1561
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- 催眠関連書籍紹介
『OODA LOOP (ウーダループ) 』
最適な結果をもたらす機動的な意思決定と行動の方法論として
最近OODAループが注目されています。
OODAは、「観察(Observe)」、「情勢への適応(Orient)」、
「意思決定(Decide)」、「行動(Act)」の
4つのステップの頭文字です。
元々米空軍のボイド大佐が空中戦を行なう戦闘機パイロットの
意思決定プロセスをモデル化したもので、
この4ステップ段階を高速で回すと言われています。
注目すべきなのは、理想的なステップが
最終的に「暗黙の誘導・統制」が発生して、
「意思決定」の段階を飛ばすとされていることです。
「多くの場合、明示的な意思決定の必要はなく、
情勢判断が直接に行動を統制する。
ビジネススクールで典型的に教えられるタイプの
フォーマルな意思決定は、経験が浅いときにのみ
必要とされるにすぎない」
と説明されています。
つまり、あくまでも熟練者の場合という条件付きですが
意識的な判断のプロセスを経ない方が
良い結果に素早く辿り着くということです。
これは意識的な判断ではなく
無意識の決定に従う原理そのものです。
無意識にたくさんの情報インプットをして
アウトプットの訓練を重ねると、
意識的な計画や判断を経ない方が適切な行動ができる。
まさに変性意識状態のフローやゾーンと
原理的には同じ事柄が述べられています。
機動的で適切な意思決定と行動に
無意識を活用するための示唆が溢れる一冊です。
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4.吉田かずお先生トリビア
武道の大家でもある吉田先生は、
小学生時代に講道館で
有名な三船久藏師範から指導を受けていました。
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【発行元】
ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
執筆担当 石川真
お問い合わせはメールにて
E-mail mail@hypno-techs.info
ヒプノテクスS&L
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/
吉田ヒプノロジー研究所
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