2023/12/01発行 第94号
このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2023/12/01 発行 第94号
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.吉田かずお式催眠術をもっと知る#10『逆催眠』
■ 3.催眠関連書籍紹介
■ 4.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶
ご愛読ありがとうございます。
ヒプノテクスS&L 代表、そして、
吉田ヒプノロジー研究所 主幹の石川真です。
今年も残すところ1ヶ月となりました。
人間は年齢を重ねるごとに、
歳月が過ぎるのを早く感じるようになると言います。
年末年始の時期は一年の節目に当たって、
特にそのような実感を抱く方が多いのではないでしょうか。
今は亡き吉田かずお先生が生前…
「中国の山奥にこもって生活している仙人は
年齢が100歳を大きく超えてもそのまま生活している。
時計もカレンダーもない生活の中で、
無意識の中に“過ぎて行く時間”が存在していないから
年を取るという感覚がなくなって
そのまま長寿が達成される。
年を取るのを忘れる催眠が結果的に実現している例だ」
とおっしゃっていました。
現実にはテロメアの限界(ヘイフリック限界)の問題など、
不老長寿は難しい問題ですが、
心理状況として「老いない認識」は
催眠によって可能でしょう。
年の節目、人生の節目に、
自身の生活観や人生観を見直して、
自分を変革する試みもあって良いものと思います。
催眠の技術はその一助に間違いなくなります。
ご関心を賜った方は、是非ご一報ください。
今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
以下より手続きをお願いいたします。
https://www.hypno-techs.info/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=info@infom.jp
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- 吉田かずお式催眠術をもっと知る#10『逆催眠』
吉田先生が「逆催眠」と呼ぶ現象は、
無意識に暗示として書き込まれて発生した自己認識が
現実と大きく乖離する際に起きる危険な現象です。
事例で考えてみましょう。
著名な経営者の多くは、
「自分は必ず成功する」、「何をやっても上手く行く」と
信じ込むようにしていると言われています。
これは完全に自己催眠です。
こうした経営者には、彼らを助ける成功者たちが存在しますし、
本人も成功に向けて努力を積み重ねますから、
成功は或る程度、起きて当然と言えます。
しかし、ただ漠然と「成功したいなぁ」と思っているだけで、
助け合う他の成功者もいなければ、成功体験もなく、
おまけに努力も殆どしないといった人物が
「自分は何をやっても上手く行く」などと暗示を入れたら、
大変なことになる可能性があります。
催眠で強く深く無意識内に形成された認識は、
「成功する」と固定されていますから、
「誰かが自分を陥れている」と外部に原因を求めて攻撃したり、
「こんなはずはない」と自分を追い詰めて、
精神を病んでしまったりするような結果が起きます。
逆催眠を避けるには、
結果の状態を暗示にした「結果型暗示」ではなく、
“毎日、仕事に深く集中して取り組める”のような
成功へのプロセスに関わる「プロセス型暗示」を
入れる必要がありますが、
これも対象者の状況や性格などによって
慎重に判断されるべき事柄です。
ヒプノセラピーを行なう際には
こうした配慮が非常に重要となるのです。
[関連リンク]
後催眠暗示(こうさいみんあんじ)の三大要素
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=875
「必ず成功する」と言う暗示 ~結果型暗示の落とし穴~
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=112
美しい妻が自ら死を選んだ理由
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=19
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- 催眠関連書籍紹介
『「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか』
うつ病、ASDやADHDなどの発達障害、
PTSD、統合失調症、双極性障害など、
「心の病」には多くの種類があります。
それらの病症が脳のどのような問題によって
引き起こされるのかが、研究によって解明されつつあります。
多数の神経細胞が細胞死を起こして
脳が委縮してしまうアルツハイマー型認知症など
観察できる脳の変化が起きるものを「神経変性疾患」。
シナプスや神経細胞の変化や以上によって発生するため
脳の異常が観察できないのが「精神疾患」。
これら二つの分類をまず行ない、
それらの各々がどのように発生し、
どのような治療が可能なのか。
その研究の最前線の知見をふんだんに盛り込んだ
野心的と言ってもいいぐらいの内容です。
「心の病」への対応を求められることも多い
ヒプノセラピーの実践に当たって
知っておくべき最新の知識が得られる一冊です。
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4.吉田かずお先生トリビア
かつて、大人向けの大人気番組だった、
日本初の深夜ワイドショー『11PM』。
吉田先生はこの番組に当初はコミックバンドのメンバーとして、
後に催眠術師として、何度も登場していました。
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【発行元】
ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
執筆担当 石川真
お問い合わせはメールにて
E-mail mail@hypno-techs.info
ヒプノテクスS&L
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/
吉田ヒプノロジー研究所
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