2024/06/01発行 第100号
このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2024/06/01 発行 第100号
=創刊100号記念 「聞いてみたかった催眠の疑問」特集=
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.吉田式催眠観とは
■ 3.よくいただく質問【一般編】
■ 4.よくいただく質問【催眠施術編】
■ 5.よくいただく質問【催眠レクチャー編】
■ 6.吉田式催眠観を文字で知る
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1.ご挨拶
ご愛読ありがとうございます。
ヒプノテクスS&L 代表、そして、
吉田ヒプノロジー研究所 主幹の石川真です。
私が今は亡き吉田かずお先生に催眠を習い始めて、
吉田先生の催眠事業を手伝うようになってから、
すぐに創刊したこのメールマガジンが、
とうとう100号に到達いたしました。
お読みいただいているあなたに御礼申し上げます。
いつもの号とは異なり、
この創刊100号記念の今回は
吉田先生の催眠の考え方や
吉田先生から引き継いだ催眠サービスについて
よくお尋ねいただく質問をいくつかまとめて
メールマガジン上でお答えする特集にしてみました。
その後に3つのジャンルに分けて
FAQ形式で説明を続けます。
吉田先生は晩年、催眠の演芸を
「もう行き詰まっている」として
あまり行わないようになっていました。
ですので、催眠のサービスとして行なうのは二種類で
催眠の施術を行なうサービスと催眠を教えるサービスです。
私が引き継いで行っているのもそれら二種類で、
ウェブサイト『吉田かずお 催眠の世界』でも、
催眠の施術を行なうサービスを「吉田式催眠セッション」
https://hypno-techs.info/sessions/
催眠を教えるサービスを「吉田式催眠レクチャー」
https://hypno-techs.info/lectures/
として紹介しています。
FAQでは、
吉田先生の催眠の考え方全般についての質問、
二種類の催眠サービス各々についての質問
にできるだけ簡単な答えを用意してみました。
是非100号記念の特集記事をお楽しみください。
そして、ご関心を賜りさらなる疑問が湧きましたら、
ご遠慮なくメールにてお送りください。
お待ちしております。
今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
以下より手続きをお願いいたします。
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- 吉田式催眠観とは
2023年1月に亡くなった吉田かずお先生は
催眠術を誰かから習うことなく、
幼少期から見ていた催眠術師や大道芸人をまねたり、
書籍を読んだりしつつ実践を繰り返し、
独自の催眠術の考え方を編み出しました。
その催眠の考え方は、
太気拳の修行である立禅の過程などから、
気の理解が加わってさらに磨かれました。
その催眠術の世界観は独自のもので、
用途の面では、演芸催眠やヒプノセラピー、
方法論の面では、集団催眠や間接催眠など
非常に幅広い実践を支える
汎用的で本質的なものとなっています。
この吉田先生独自の催眠の世界観を
吉田式催眠観と呼んでいます。
詳しくはこちらのページをご一読ください。
https://hypno-techs.info/giantyoshida-hypnotism/
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3.よくいただく質問【一般編】
吉田式催眠観に基づく催眠の技術について、
よくお尋ねいただく事柄についてまとめてみました。
◆催眠は入れたらいつ解けるのですか(催眠状態編)
「催眠を掛ける」、「催眠状態にする」などのことばは
よく混同されています。
普段の状態から催眠誘導を行なうと、
人は催眠状態になります。
すると各種の暗示が書き込めるようになります。
この催眠状態は施術の終わりに解除します。
これを「覚醒」と呼びます。
仮に催眠術師によって覚醒されず、安静に放置されても、
催眠状態は通常、数時間で自然と解除されると言われています。
◆催眠は入れたらいつ解けるのですか(暗示編)
催眠状態になった人に
演芸やヒプノセラピーを目的として
暗示を書き込むとその通りになります。
「催眠を掛ける」とか「催眠を入れる」という表現が
この暗示のことを指して用いられていることがあります。
書き込まれた暗示は、
本人が受け容れるものである限り、
基本的にずっと維持されます。
◆私は催眠がかかりにくい人間だと思いますが大丈夫ですか
吉田式催眠観では、
人は誰でも催眠にかかりますので、
かかりにくい、かかりやすいという違いはありません。
かけられる人とかける人との間に
ラポールが十分形成されれば、
催眠は必ずかかります。
◆催眠と洗脳はちがいますか。
吉田式催眠観では、
催眠と洗脳に違いはありません。
洗脳も催眠の一つの形と考えられます。
同様に催眠状態と同等として扱われる変性意識状態であれば
たとえば瞑想状態や没頭・没我の状態などでも
催眠状態の範疇と考えます。
つまり、座禅で心を鎮めるのも催眠技術の一環なのです。
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4.よくいただく質問【催眠施術編】
ヒプノセラピーを目的とした催眠施術のサービスについて
よくお尋ねいただく質問についてまとめてみました。
◆どんなことが治せますか
医療ではないので、「治せる」とは申せません。
催眠で対応できる悩みや課題は多種多様です。
うつなどの心の病のご相談に乗ることが多いですが、
各種の習慣づけを行なうことも可能ですので、
その原理からダイエットや禁煙・禁酒などの
ご相談もいただきます。
寝たきりになりがちな老人の認知症の進行への対応なども
運動習慣を作ることを通して行なったことが何度もあります。
石川真のブログ記事の中には
こうした施術事例が多数記載されていますので、
ご参照ください。
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?page_id=116
◆何回ぐらいの施術が必要ですか
吉田先生はご相談いただいた課題や問題に対して
直接的な暗示の書き込みを行なう前に、
ご相談者を何度も催眠状態にすることで
安定的に深い催眠状態ができるようにすることが多かったです。
そうすると、自由度の高い暗示が書き込めるようになります。
そのため、おおむね5、6回の施術を行なっていました。
石川真の場合は、初回の施術から課題に直接働きかける
暗示を書き込みつつ、回を重ねるスタイルで、
おおむね2回から4回程度を目安にしています。
もちろん、個々のご相談のケースによって回数は変わります。
◆事前準備が何か必要ですか
特に具体的な準備物はありませんが、
どのようなお悩みが、いつからどんな風に続いているのかなど
初回の最初の作業としてお尋ねしますので、
そのお応えを事前にご用意いただけると助かります。
◆服装など何か注意点はありますか
横になった体勢で、脱力していただく施術ですので、
施術時には装身具や体を締め付ける要因となるものは
はずしたり脱いだりしていただくことがあります。
しわになることがない、なっても構わないなど、
横になって受ける施術にあった格好がのぞましいです。
そうした服装の着替えをご用意いただいても結構です。
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5.よくいただく質問【催眠レクチャー編】
吉田式催眠観についてお話すると、
「それを習うことはできるのですか」と
よくお尋ねいただきます。
催眠技術の学習の目的に応じて
お教えする内容を調整しておりますが、
色々な催眠技術の原理や歴史的経緯などを
学んでいただくスタンダードなコースでは、
全10回を想定しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://hypno-techs.info/lectures/
◆催眠を習うとどんないいことがありますか
人間の言動や価値観についての見方が
大きく変わります。
たとえば催眠で暗示を書き込むと、
食べ物や趣味、異性の好みなども
簡単に書き換えられることを知ってしまうと、
人の意志や価値観の危うさなども分かります。
また自身の対人関係やコミュニケーション・スタイルなども
根本から考え直すきっかけとなります。
単純に催眠の演芸ができたりするようになる以上の
価値ある知識や体験が得られます。
◆何回ぐらいでマスターできますか
先述の通り、催眠技術の領域を全般的に学ぶコースを
全10回でご提供しています。
ご要望・ご都合に応じて回数や実施場所、
各回の所要時間などを調整しておりますので、
お気軽にお尋ねください。
◆自己催眠だけ習うことはできますか
もちろんできます。
自己変革などの目的で催眠技術を習いたいというご要望は
最近増える傾向にあります。
ただ自己催眠はその成果が実感しづらい側面もあります。
催眠技術の持つ可能性を広く深く学んでいただくために
他者催眠の技術も最低限学んで実践することを
お奨めしています。
◆掛ける練習はどういう風にするのですか
他所では半日や1日で催眠を教えるコースがあるようで、
そこでは催眠施術のモデル(多くは女性モデル)が
用意されていることが多いようです。
しかしそうしたモデルは
いつも催眠をかけられ慣れているため、
練習者の催眠技術があやふやな状態でも、
ラポール形成が不得手なままでも
催眠誘導が簡単にできる場合が多く望ましくないと、
吉田先生は考えていました。
ですので、催眠施術の練習にご協力いただくモデルを
学習者の方にご用意いただく場合が多いです。
そのモデルの方にレクチャーの場にご足労いただき、
施術の練習台となっていただくことになります。
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6.吉田式催眠観を文字で知る
吉田かずお先生は自身の催眠観を
文字に書きまとめることがありませんでした。
ISBNコードもない書籍とCD・DVDセットを
以前は自主流通させていましたが、
今はその販売用在庫はありません。
特にその中の書籍の内容は出版側によって
一般に認識されている催眠術に大きく寄せられた作られた内容で、
吉田先生自身がその書籍の内容を
必ずしも認識していないことが知られています。
そこで弟子の石川真が吉田先生の催眠観を記録として残すために
書きまとめた電子書籍を計6冊出版しています。
こちらのページからご覧ください。
https://hypno-techs.info/giantyoshida-books/
生前の吉田先生もこの内容を非常に気に入り、
会った人々に広く薦めていらっしゃいました。
特に初心者の方には、
石川真が吉田先生から催眠を習い始めて二年目に書きまとめた…
『伝説の催眠術師、吉田かずお先生からならったこと: 二年目の催眠感想文』
https://amzn.to/3Kk3s54
がお奨めです。是非ご一読ください。
その他に、このメルマガのバックナンバーや先述の石川真のブログ記事も
他の催眠術師の催眠に関わる考え方とは一線を画した内容が満載です。
是非、お楽しみください。
◆このメルマガのバックナンバーが読めるページ
https://hypno-techs.info/magazines/
◆石川真の催眠ブログ記事一覧
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?page_id=116
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、
リクエストをいただけますと幸いです。
今回の長文の特別号も
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【発行元】
ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
執筆担当 石川真
お問い合わせはメールにて
E-mail mail@hypno-techs.info
『伝説の催眠術師 吉田かずお 催眠の世界』
https://hypno-techs.info/
『吉田かずおの催眠の世界【公式YouTube】』。
https://www.youtube.com/@hypno-techs
ヒプノテクスS&L
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/
今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
以下より手続きをお願いいたします。
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