2023/09/01発行 第91号

    このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
    吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
    毎月1回、発行予定です。
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    ~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
    2023/09/01 発行 第91号 

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    ■ 【目次】
    ■ 1.ご挨拶
    ■ 2.吉田かずお式催眠術をもっと知る#7『最後のステップ:覚醒』
    ■ 3.催眠関連書籍紹介
    ■ 4.吉田かずお先生トリビア
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    1.ご挨拶

    ご愛読ありがとうございます。
    ヒプノテクスS&L 代表、そして、
    吉田ヒプノロジー研究所 主幹の石川真です。

    9月に入りましたが、
    暑い日と不安定な天気が続いています。
    体力が落ちやすく、体調を崩しやすい天候の下、
    また新型コロナウイルスの感染も増えています。
    体調管理にお気を付けください。

    心と体は深く結びついており、
    体調を崩しやすい時には、
    精神的にも不安定になりやすくなります。

    最近は私どもに催眠技術を習いたいと
    ご連絡をくださる方が増えていますが、
    その目的が自己催眠の技術習得による
    自身の心身の管理にあることが多いのは、
    こうした環境の問題や
    新型コロナウイルス禍以降の
    以前とは違う生活によるストレスで
    心身の乱れが起きやすくなっていることが
    あるのかもしれません。

    催眠技術にご関心を賜りましたら、
    お気軽にご一報ください。

    今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
    以下より手続きをお願いいたします。
    https://www.hypno-techs.info/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=info@infom.jp

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    1. 吉田かずお式催眠術をもっと知る#7『最後のステップ:覚醒』

    催眠の施術を行なうステップを
    吉田かずお先生は、
    「ラポール形成」、「催眠誘導」、「暗示」、「覚醒」の
    4つに分けて説明することが多いです。

    催眠誘導で対象者を変性意識状態にして、
    その無意識に暗示を書き込んだ後、
    最後に変性意識状態から
    覚醒状態に戻すステップが「覚醒」です。

    変性意識状態で人は細かく考え判断することができません。
    変性意識状態の記憶も明確ではなくなります。
    それは、変性意識状態では時間感覚が不正確になり、
    時間が極端に早く流れて、
    時間経過が速く感じることと無関係ではないでしょう。

    そのような状態から施術が終了した段階で、
    きちんと元の覚醒状態に戻さなくては
    危険が伴います。

    人は普段の日常生活の中でも、
    何かの作業に集中したり、
    リラックスしたりした際に、
    浅く不安定な変性意識状態に頻繁になっています。

    そういった変性意識状態からは、
    何かのきっかけや刺激で簡単に覚醒しますが、
    催眠術師が誘導した結果の催眠状態は
    一般に深く安定しているので、
    放っておいて簡単に覚醒することがないのです。

    特に演芸での催眠技術の披露の場合には
    対象者に入れた暗示をきちんと解除してから
    覚醒させることが大事です。
    入れた暗示を解除しないで覚醒させてしまうと
    その暗示は「後催眠暗示」となって、
    対象者の中に残り続けることになってしまいます。

    施術の基本ルールとして、催眠施術者には
    催眠誘導の後に間違いなく対象者を覚醒させる
    責任があるのです。

    [関連リンク]

    催眠にかからない人
    http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=39

    「催眠はずっと解けない」のか?
    http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=147

    リモートで行なう催眠施術
    http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1368

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    1. 催眠関連書籍紹介

    『ダマシオ教授の教養としての「意識」
     機械が到達できない最後の人間性』

    ソマティック・マーカー仮説の提唱者として有名な
    米国の神経学者のアントニオ・ダマシオの書籍です。

    ソマティック・マーカー仮説は、簡単にまとめると、
    人間の意思決定において情動的な身体反応が
    重要な感情や意思決定を導く
    きっかけとなっているという仮説です。

    人間は意識的に考え、判断をしているのではなく、
    意識は意思決定に関与していず、
    無意識が意識よりも先行して
    物事を感知し判断し行動を起こしている…
    というのは、既に事実として広く知られています。

    しかし、その「情動」とは何なのか。
    そして、その「情動」の「感情」や「心」、「意思」との
    関係はどのようになっているのか。
    それらに的確に答えられる人はなかなかいません。

    そんな疑問をダマシオ教授が
    分かりやすく解き明かした書籍です。
    文章は平易ですが、
    それでも、想像力や読解力をかなり必要とします。

    しかし、催眠技術の中で頻繁に言及される
    無意識と意識の関係が現代の脳神経学では
    どのように理解されているのかが分かる貴重な一冊です。

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    4.吉田かずお先生トリビア

    ジャイアント吉田としてテレビにも頻繁に登場していた頃、
    吉田先生の名は、新聞や雑誌などの限られた文字枠の中では、
    「G吉田」と書かれるのが常でした。
    当時の紙面でこの表記を見ると、何かかなり違和感があります。

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    いかがでしたでしょうか。
    当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
    催眠について、もっと知りたいことがありましたら
    是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
    最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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    【発行元】
    ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
    執筆担当 石川真

    お問い合わせはメールにて
    E-mail mail@hypno-techs.info

    ヒプノテクスS&L
     http://hypno-techs.saimin-seminar.com/
    吉田ヒプノロジー研究所
     http://www.saimin-seminar.com/

    今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
    以下より手続きをお願いいたします。
    https://www.hypno-techs.info/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=info@infom.jp

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