2025/07/01発行 第113号
このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2025/07/01 発行 第113号
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.吉田かずお式催眠術をもっと知る#28『自己催眠の分類[後編]』
■ 3.催眠関連書籍紹介
■ 4.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶
本メールマガジンをご講読くださり、
心から御礼申し上げます。
ヒプノテクスS&L 代表、そして、
吉田ヒプノロジー研究所の石川真です。
暑い日が続くようになりました。
天気予報でも「危険な暑さ」と
報じられることが増えています。
水分補給などを中心に体調管理を
怠らないようお奨めします。
「自己催眠」についていろいろな切り口から
まとめてみるシリーズの今回は3回目です。
自己催眠4つの分類を前回に続き
簡単に説明して参りたいと思います。
前回は「瞑想系自己催眠」と
「修行・行系自己催眠」を扱いましたが
今回は「自己暗示系自己催眠」と
「フロー・ゾーン系自己催眠」を見て行きます。
是非お楽しみください。
自己催眠がうまくなるには、
まず他者催眠で催眠状態をきちんと理解し、
その後、自己催眠が掛かりやすくなるような
暗示を他者催眠で書き込むのが早道です。
自己催眠を始める方の催眠セッションも
承っております。
ご関心を賜りましたら、
是非、お問い合わせフォームよりご一報ください。
https://hypno-techs.info/contacts/
今後、メールでのご連絡がご不用の方は、
お手数ですが、以下より手続きをお願いいたします。
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- 吉田かずお式催眠術をもっと知る#28『自己催眠の分類[後編]』
自己催眠の4つのタイプについて
前回に続き説明します。
吉田かずおの催眠の考え方を
「吉田式催眠観」と呼んでいますが、
その中の「催眠」の概念は非常に広範です。
吉田式催眠観では自己催眠の範囲も広く、
一般に催眠として考えられていない事象まで含めています。
前々回の記事では、吉田式催眠観の自己催眠を
大雑把に4つに分けてみました。
・瞑想系自己催眠
・修行・行系自己催眠
・自己暗示系自己催眠
・フロー・ゾーン系自己催眠
前の2つ「瞑想系自己催眠」と「修行・行系自己催眠」は
心を鎮め清め、怒りや悲しみ、悩みや苦しみ、
そして、いろいろな欲望などから心を解放することが
主たる目的と言えるグループでした。
それに対して「自己暗示系自己催眠」と
「フロー・ゾーン系自己催眠」は、
特定の具体的な状態が実現するよう
直接的に無意識に働きかけることを
目的とした自己催眠と括ることができます。
[自己暗示系自己催眠]
最近自己催眠が注目されるようになった
最大の切り口が
この「自己暗示系自己催眠」の分野かもしれません。
たとえば、「自身が湧いてくる」とか
「周囲の評価は気にならない」など
いわゆる“なりたい自分になる”ための手法として
特定の暗示を自分自身に書き込む自己催眠です。
最近では自己啓発系のビジネス書にも紹介されていますし
アスリートのメンタルトレーニングなども
このジャンルと考えることができるでしょう。
中村天風の「自己暗示法」も有名です。
彼はさらにこの「自己暗示法」を手法の違いから
「連想暗示法」、「命令暗示法」、「断定暗示法」に分類して
教え広めていました。
[フロー・ゾーン系自己催眠]
スポーツ活動や芸術活動・科学研究活動などへの没頭状態を
フローやゾーンなどと呼ぶことがあります。
一般に自己催眠として認識されていないことが多いですが
吉田式催眠観ではこれらも自己催眠状態と考えます。
スポーツ選手や芸術家・科学者は「催眠状態」を
目指してそうなるのではなく、
専門分野の活動に没頭することで、
結果的に催眠状態を長く継続することになります。
この状態はそれまで彼らの無意識に蓄積された
専門分野のあらゆる知識や経験の中から
スポーツなら最高のアウトプット・パターンや
芸術家や科学者なら大量のインプットの創造的な組み合わせ
(その結果はセレンディピティと呼ばれることがあります)を
最大限に引き出すための催眠状態と考えることができます。
つまり、自己催眠がスポーツや芸術、科学研究などの活動の
手段として用いられているということになります。
こうした没頭の状態が催眠状態である以上、
それをより深く効果的に発揮するよう
自己催眠や他者催眠で無意識に
暗示を書き込むこともできます。
前項の「自己暗示系自己催眠」のよくあるテーマの一つに
「集中力を上げる」がありますが、
それはこうした「没頭状態」を
より深く効果的にすることに他なりません。
以上前回の2つとあわせて4つの自己催眠の形を見てきました。
次回からは「自己催眠でできるようになること」を
シリーズで説明いたします。
[関連リンク]
『「ゆっくりとした直感」の発見』
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=647
『自己催眠を多数の国内著名人に説いた中村天風』
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=816
『すぐに自信が持てるようにする催眠施術』
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=985
『イップスについて考えてみる』
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1515
『イメージ・トレーニングの効果を強化する催眠技術』
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=2357
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- 催眠関連書籍紹介
『天風入門』
https://amzn.to/3TdUR8F
日露戦争当時、諜報員・工作員として満州で暗躍し、
その後、日本人初のヨーガ行者となって
国内で実業家・思想家として有名になった
中村天風についての書籍です。
彼の「心身統一法」と名付けられた教えの中には
潜在意識への言及があり、
「自己暗示法」と外部から暗示を受け容れる
「他面暗示法」が提示され、
催眠と言う言葉は使われていませんが、
催眠技術を奨励していたことが分かります。
中村天風を師と敬う人は政治家や実業家、
スポーツ選手などを始め多数います。
彼らがこぞって学んだことの核の部分に
催眠技術が存在したことがこの本を読むと実感できます。
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4.吉田かずお先生トリビア
幾つかある吉田先生のESP系の催眠芸の中で、
一番ダイナミックで見応えがあるのは、
先生が「チャネリング実験」と呼ぶ、
対象者の視界外から対象者を操作する技です。
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【発行元】
ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
執筆担当 石川真
お問い合わせはメールにて
E-mail mail@hypno-techs.info
『伝説の催眠術師 吉田かずお 催眠の世界』
https://hypno-techs.info/
『吉田かずおの催眠の世界【公式YouTube】』
https://www.youtube.com/@hypno-techs
ヒプノテクスS&L
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/
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