2025/06/01発行 第112号

このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2025/06/01 発行 第112号 

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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.吉田かずお式催眠術をもっと知る#27『自己催眠の分類[前編]』
■ 3.催眠関連書籍紹介
■ 4.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶

本メールマガジンをご講読くださり、
心から御礼申し上げます。
ヒプノテクスS&L 代表、そして、
吉田ヒプノロジー研究所の石川真です。

6月になりました。
梅雨入りした地域もあるようです。
暑くなったり寒くなったり、
寒暖差が大きい季節です。

自律神経も乱れがちになりやすい時期でもあります。
今回のシリーズ・テーマの自己催眠の技術で
心を整えることが有効です。
是非お試しください。

「自己催眠」についていろいろな切り口から
まとめてみるシリーズの今回は2回目です。

前回は自己催眠について4つの分類を挙げましたが、
今回と次回の前編・後編で、
2個ずつ簡単に説明して参ります。
是非お楽しみください。

自己催眠がうまくなるには、
まず他者催眠で催眠状態をきちんと理解し、
その後、自己催眠が掛かりやすくなるような暗示を
他者催眠で書き込むのが早道です。

自己催眠を始める方の催眠セッションも
承っております。
ご関心を賜りましたら、
是非、お問い合わせフォームよりご一報ください。
https://hypno-techs.info/contacts/

今後、メールでのご連絡がご不用の方は、
お手数ですが、以下より手続きをお願いいたします。
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  1. 吉田かずお式催眠術をもっと知る#27『自己催眠の分類[前編]』

自己催眠について説明するシリーズが
前回から始まりました。

吉田かずおの催眠の考え方を
「吉田式催眠観」と呼んでいますが、
その「催眠」の概念は非常に広範です。

吉田式催眠観では自己催眠の範囲も広く、
一般に催眠として考えられていない事象まで含めています。
前回の記事では、吉田式催眠観の自己催眠を
大雑把に4つに分けてみました。

・瞑想系自己催眠
・修行・行系自己催眠
・自己暗示系自己催眠
・フロー・ゾーン系自己催眠

このうち、最初の2つを今回は簡単に説明します。

[瞑想系自己催眠]

禅の瞑想などの変性意識状態全般を指しています。
最近大手企業で研修としても採用されることがある
マインドフルネス瞑想もこの一種ですし、
古典的な自己催眠手法である
自律訓練法も含めて良いでしょう。

心を鎮めることや心を綺麗にすることを
直接的な目的として行なう自己催眠の形です。
ヨガや密教などいろいろな教えの中に
こうした瞑想は登場します。

大別して「観(がん)瞑想」と「止瞑想」がありますが、
自己催眠という観点では瞑想として
括ってしまって良いでしょう。

[修行・行系自己催眠]

日本の催眠の歴史を振り返る時、
自己催眠がその中心にあったと
催眠研究で知られる成瀬悟策博士も指摘しています。

しかし、瞑想の自己催眠の道は険しく、
簡単に誰もが瞑想で深い催眠状態に辿り着き
心を鎮める目的を達成できる訳ではありません。

そうした中で、
密教や古武道、神事などの世界では、
よく知られた滝行や水垢離(みずごり)など
いろいろな形で無の心を生じさせることにして、
瞑想よりも安定的かつ確実に
深い催眠状態を生じさせるようになりました。

日本人の文化の中にはこうした「行」を通した
自己催眠の手法が深く定着し、
集中して身も心も無心に何かに打ち込むことが
美徳とされるようになりました。

たとえば、華道や茶道のみならず、
芸道全般・武道全般などでも、
心を無にして集中することが強調されています。
邪念を払い心を鎮めるための
瞑想以外の広く受け容れられやすい自己催眠の形です。

以上2つの自己催眠の形を見てきました。
次回の後編では
「自己暗示系自己催眠」と
「フロー・ゾーン系自己催眠」の
心を鎮めること以外を目的とした
2つの自己催眠の形を採り上げてみることにします。

[関連リンク]

『禅の思想と催眠技術』
 http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=2277

『依存症に効くマインドフルネス』
 http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1603

『作業をしながら行なえる特殊な瞑想方法』
 http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1172

『副作用ゼロ・コストゼロの精神安定薬 「瞑想」』
 http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=969

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  1. 催眠関連書籍紹介

『潜在意識をコントロールする自己催眠術』
 https://amzn.to/4jkoRue

明治期に海外から日本に浸透し始めた
催眠の概念は基本的に他者催眠の技術が中心でした。
それに対して、日本に古来存在した
無我や没我などの変性意識状態の活用の在り方は
「道(どう)」の修行などの考え方と結びついたり、
「禅」などと結びついたりして、
深く日本文化に根差した「自己催眠」の文化です。

演芸催眠を行なう多くの催眠術師も
苦手意識を持つことがある
自己催眠の技術は各種の催眠レッスンでも
教えられていることがあまりありません。

自己催眠の原理や効能、
そして具体的な自己催眠法まで
初心者でも分かりやすくまとめられた
珍しい1冊が林貞年による
この『潜在意識をコントロールする自己催眠術』です。

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4.吉田かずお先生トリビア

催眠術師の交流する場などで
吉田先生が披露する催眠の芸は
もっぱら集団催眠の技であることが多いです。
理由を尋ねると、
「他の催眠術師とカブらないから」とのことでした。

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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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【発行元】
ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
執筆担当 石川真

お問い合わせはメールにて
E-mail mail@hypno-techs.info

『伝説の催眠術師 吉田かずお 催眠の世界』
 https://hypno-techs.info/
『吉田かずおの催眠の世界【公式YouTube】』
 https://www.youtube.com/@hypno-techs

ヒプノテクスS&L
 http://hypno-techs.saimin-seminar.com/

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