2024/08/01発行 第102号

    このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
    吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
    毎月1回、発行予定です。
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    ~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
    2024/08/01 発行 第102号 

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    ■ 【目次】
    ■ 1.ご挨拶
    ■ 2.吉田かずお式催眠術をもっと知る#17『洗脳と催眠』
    ■ 3.催眠関連書籍紹介
    ■ 4.吉田かずお先生トリビア
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    1.ご挨拶

    本メールマガジンをご講読くださり、
    心から御礼申し上げます。
    ヒプノテクスS&L 代表、そして、
    吉田ヒプノロジー研究所の石川真です。

    8月になり不安定な天気が各地で続いています。
    暑さは今月がピークとなるでしょう。

    ネット上でもテレビでも報道されていますが、
    コロナウイルスの感染が再び広がっています。
    当初の頃の株より悪性ではないと言われるものの、
    感染力は強く、どんどん感染が広がっています。

    あまり認知されていませんが、
    コロナウイルスは空気感染や飛沫感染よりも
    接触感染が多いと明らかになっています。
    マスクの効用は限定的で、
    むしろ頻繁な手指の洗浄・消毒などの方が
    感染予防の効果があります。

    また指で頻繁に触れるスマホやタブレットの
    消毒なども非常に効果があるとも言われています。

    海外からのインバウンドの旅行者も多く、
    夏休みには日本人の移動も膨らみます。
    感染対策は十分に行なってお過ごしください。

    うがい・手洗いなどを始めとする衛生管理の習慣は、
    つければこれからの人生で身を守る財産になります。
    催眠技術であれば、それを無理なく自分のモノにできます。

    ご関心を賜りましたら、
    是非お問い合わせください。
    個別の催眠セッションでご対応いたします。
    https://hypno-techs.info/sessions/

    今後、メールでのご連絡がご不用の方は、
    お手数ですが、以下より手続きをお願いいたします。
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    1. 吉田かずお式催眠術をもっと知る#17『洗脳と催眠』

    よくサスペンスもののドラマや映画などで、
    拷問によって相手を寝返らせるような場面が登場します。
    いわゆる典型的な洗脳の作業イメージでしょう。

    吉田かずお先生が説く催眠技術の考え方で
    一番重要だとされるのは「ラポール形成」ですが、
    相手が敵対的なままではラポールが形成されません。

    そこで、苦痛を与え続けて、
    「この苦痛から開放されるのなら、何でも言うことを聞く」
    という心理に追い込むために拷問がなされていると考えられます。

    こうした苦痛を与える方法による“あきらめ”からの受容の心理も、
    吉田先生は催眠技術でいう「ラポール」の一種と考えています。
    こうして成立したラポールのあとの
    暗示を書き込む構造を見ると、「催眠」と何も違いはないのです。

    催眠で入れた暗示で覚醒後に効果を出すもののことを
    「後催眠暗示(こうさいみんあんじ)」と呼びます。
    催眠術師の多くは、
    「この後催眠暗示が長くても一週間ほどで消えてしまう」
     と説明することが多いようです。
    そして、
    「暗示が長く効果を持ち続けるのは“洗脳”だ」
     と催眠と洗脳を区別しているようです。

    日本で実践催眠術の第一人者であった吉田先生の
    「吉田式催眠観」によれば、催眠の定義は
    「人間の無意識に暗示の形で命令を書き込む総合的な技術」です。

    ですので、一般に「洗脳」と呼ばれる行為も
    「催眠」のうちであることになります。
    また、「吉田式催眠観」においては
    「入れた暗示は半永久的に消えない」ことになっています。

    このようなことを聞かせると、
    「それは、本人も望んで暗示の内容を受け容れて、
     それが習慣として定着したからだ。
     暗示の記憶として留まっていて効果が続くのではない」
     というような解釈を多くの催眠術師がします。

    しかし、それでは、本人が望んでいないトラウマなどが
    長く残ってしまうことが説明できないと
    吉田先生はよく反論していました。

    このような解釈論を待つまでもなく、
    「吉田式催眠観」によれば、
    相手が受け容れる暗示を入れるのが鉄則ですので、
    逆に、
    「一般の催眠術師は、対象者が受け容れないような暗示を
     無理に入れようとするから、後催眠暗示が長くもたない」
     と吉田先生は考えていました。

    「心を操るプロが催眠術師なんだから、
     こちらが入れようとしている催眠暗示を
     受け容れさせることができないのはおかしい」
     と吉田先生はよく仰っていました。

    このように「吉田式催眠観」においては
    「催眠」は「洗脳」を含む大きな概念なのです。

    [関連リンク]

    『よく聞かれる質問「催眠で人を殺せるか」(1)』
    http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=128

    『よく聞かれる質問「催眠で人を殺せるか」(2)』
    http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=130

    『「催眠はずっと解けない」のか?』
    http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=147

    『“催眠” と “洗脳” は違うのか?』
    http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1050

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    1. 催眠関連書籍紹介

    『洗脳 ~スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック~』
     https://amzn.to/3SmCnTi

    『洗脳』と題されていますが、
    苫米地氏が彼を一躍有名にした
    カルト教団の信者の脱洗脳作業を行なったことを背景に、
    カルト教団の信者獲得・組織維持の洗脳技術のあり方を
    説明している書籍です。

    書籍の前半は総てカルト宗教団体の解説で、
    そのビジネスモデルにまで詳細に言及していますので、
    タイトルとのミスマッチ感がややあります。
    ただ、後半は洗脳の具体的な技術について
    “危険な技術なので語ることはできない”としながらも、
    その原理については詳細に述べています。

    催眠と洗脳を記憶として続くか否かで分類する考え方は、
    それら二つは全く同じこととする
    吉田式催眠術とは大きく異なります。
    しかし、逆に、吉田式催眠術の立場から
    洗脳も催眠と同じととらえて読むと、
    洗脳の詳細な原理説明がそのまま
    催眠の適用例の説明と読み換えられて
    とても勉強になります。

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    4.吉田かずお先生トリビア

    数少ないメスメリズム型の催眠の使い手である吉田先生は、
    ほとんど誘導らしい誘導もしていない対象者の肩を
    ポンポンと叩くことで肩こりを解消するという
    催眠パフォーマンスを見せることがよくありました。

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    いかがでしたでしょうか。
    当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
    催眠について、もっと知りたいことがありましたら
    是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
    最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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    【発行元】
    ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
    執筆担当 石川真

    お問い合わせはメールにて
    E-mail mail@hypno-techs.info

    『伝説の催眠術師 吉田かずお 催眠の世界』
     https://hypno-techs.info/
    『吉田かずおの催眠の世界【公式YouTube】』
     https://www.youtube.com/@hypno-techs

    ヒプノテクスS&L
     http://hypno-techs.saimin-seminar.com/

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