2023/07/01発行 第89号
このメールは、過去、ヒプノテクスS&Lと
吉田ヒプノロジー研究所に接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━
~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2023/07/01 発行 第89号
━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.吉田かずお式催眠術をもっと知る#5『ラポール形成の重要性』
■ 3.催眠関連書籍紹介
■ 4.吉田かずお先生トリビア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.ご挨拶
ご愛読ありがとうございます。
ヒプノテクスS&L 代表、そして、
吉田ヒプノロジー研究所 主幹の石川真です。
今年も半分が終わりました。
数年に亘る新型コロナウイルス禍が収束を見て
いろいろな不便が無くなりつつあります。
以前の形に戻るものごとと
新たな形に変わったものが
混ざりあった新しい生活のありかたが
今年から始まりつつあります。
三密の回避のためにあらゆる分野に
ICTが活用されてきましたが、
取り分けスマホなどの過度な利用の弊害も
平常の生活が戻る中で指摘されるようになってきました。
後でご紹介する『ドーパミン中毒』と言う書籍では
恋愛、セックス、買物、ゲーム、SNS、
酒、ギャンブル、薬物など、依存を招くものが
これほど世の中に溢れている時代はないと指摘されていますが、
そのほとんどにICTが依存促進ツールとして関与しています。
新たな生活に心を鎮めて向き合うことが大事だと
考え至る方が多いのか、
最近は催眠技術を習いたいと
申し込んでくる方も増えています。
無意識のありかたによって決まる自分自身。
いろいろなお悩みやいろいろなご希望に
無意識をコントロールする観点からお応えしております。
催眠技術にご関心を賜りましたら、
お気軽にご一報ください。
今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
以下より手続きをお願いいたします。
https://www.hypno-techs.info/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=info@infom.jp
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
- 吉田かずお式催眠術をもっと知る#5『ラポール形成の重要性』
吉田先生には催眠術の師匠が存在せず、
子供の頃からの関心と書籍で読んだ知識、
そして何でも試してみては学ぶ実践の姿勢によって
独自の催眠の考え方を確立して行きました。
吉田先生の催眠技術には固定した催眠誘導法がありません。
最も多く用いられていたのは、吉田式呼吸法と言われる
呼吸に意識を集中させることによる誘導法ですが
それも、相手や状況によってやり方が異なります。
吉田先生は誘導法をあまり重視していなかったとも言えます。
なぜなら吉田先生は、催眠施術の前のラポール形成を
非常に重視しており、
「ラポール形成がうまく行けば、催眠はかけたも同然」
とまで言っているのです。
NLPやいろいろな分野で用いられるラポールは、
「共感できる関係性」とか「心が通い合う関係性」
と言った意味で用いられていますが、
その定義はかなり揺れています。
吉田先生の催眠の考え方の中のラポールは
「共感」や「信頼」などの意味もやや含んでいるものの、
もっと刹那的な「この人物に催眠をかけられても良い」
と言った“許容”とか“寛容”の意味から、
「催眠をかけられても仕方ない」
と言った“明け渡し”、“投げ出し”とか“諦め”
のような意味も含んでいます。
この心境に相手をさせることができれば、
催眠状態に誘導することは必ずできると
吉田先生は喝破しており、
裏を返せば、
「催眠がかからない人」や「催眠がかかりにくい人」が
現れるのは、
実は、催眠術師が相手から拒絶されているからである
と吉田先生は考えているのです。
一旦、ラポールさえ形成されてしまえば、
催眠誘導は「…法」のような明確な型に沿っていなくても、
問題なく可能です。
催眠施術の技術の大きなカギは
実はラポールを形成することの成否にあるのです。
[関連リンク]
傾聴技術から考えるラポール形成
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1561
バイオラポール再考 ~結果として起こるバイオラポール~
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=1174
催眠誘導ゼロ! 横でつぶやくだけで暗示を書き込む!
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=982
催眠にかからない人
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=39
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
- 催眠関連書籍紹介
『ドーパミン中毒』
スタンフォード大学医学部教授であるアンナ・レンブケの
近年増加中の各種の依存のメカニズムを
たくさんの事例で説明した書籍です。
人が夢中になって、昼夜を忘れ、寝食も忘れて
何かにハマってしまう時に脳は
「脳内快楽物質」であるドーパミンで満たされています。
恋愛、セックス、買物、ゲーム、SNS、
酒、ギャンブル、薬物だけではなく、
苦痛や恐怖にさえ依存して行くメカニズムが
丁寧に説明されています。
依存を抑制する有効な手段の一つとして
マインドフルネスが挙げられています。
瞑想は心を鎮める自己催眠そのものです。
現代の日常で実は催眠技術が広く求められていることが
非常によく分かる一冊でもあります。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
4.吉田かずお先生トリビア
ドリフターズを脱退した吉田先生らが結成したコミック・バンドは
ドンキー・カルテットと言い、テレビの黎明期、日本を代表する
コミック・バンドでした。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
-----------------------------------
【発行元】
ヒプノテクスS&L/吉田ヒプノロジー研究所
執筆担当 石川真
お問い合わせはメールにて
E-mail mail@hypno-techs.info
ヒプノテクスS&L
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/
吉田ヒプノロジー研究所
http://www.saimin-seminar.com/
今後、メールでのご連絡がご不用の方は、お手数ですが、
以下より手続きをお願いいたします。
https://www.hypno-techs.info/acmailer/reg.cgi?reg=del&email=info@infom.jp